2013年09月11日
山之口貘と芭蕉布
今日9月11日は詩人山之口貘の誕生日です。貘の生年月日は
1903年9月11日なので今年は生誕110周年です。
山之口貘は芭蕉布についても書いていて以前に某保険会社の
TVCMでも放送されていました。山之口貘の詩碑は芭蕉布会
館へ向かう道の手前の駐車場にあまりす。
沖縄県にある山之口貘の詩碑は那覇市の与儀公園内とここ大
宜味村にしかないと思います。
詩碑にはさびの部分しかありません。全文を入れたか
ったのですが石の目というものがあって全文は入らない。それでど
の部分を入れるかと相談に乗ってくれた人がそれが澤地久枝とのこ
とでした。
芭蕉布/山之口貘
上京してからかれこれ
十年ばかり経っての夏のことだ
とおい母から芭蕉布を送ってきた
芭蕉布は母の手織りで
いざりばたの母の姿をおもい出したり
暑いときには芭蕉布に限ると云う
母の言葉をおもい出したりして
沖縄のにおいをなつかしんだものだ
芭蕉布はすぐに仕立てられて
ぼくの着物になったのだが
ただの一度もそれを着ないうちに
二十年も過ぎて今日になったのだ
もちろん失くしたのでもなければ
着惜しみをしているのでもないのだ
出して来たかとおもうと
すぐにまた入れるという風に
質屋さんのおつき合いで
着ている暇がないのだ
が全文です。横書きだと雰囲気がでないですね。
そこで気になるのは詩の中に出てくる芭蕉布は
いったいどんなものかですけど理事長に聞いてみたら無地の
芭蕉布だそうです。詩では二十年の間着てないとのことでし
たが今手元に残っていることを思えば一度くらいは着たのか
なと想像してしまいます。
詩碑の最後にある名前山口泉さんは山之口貘の娘さん
の名前です。山之口貘の本名は山口重三郎といいます。
1903年9月11日なので今年は生誕110周年です。
山之口貘は芭蕉布についても書いていて以前に某保険会社の
TVCMでも放送されていました。山之口貘の詩碑は芭蕉布会
館へ向かう道の手前の駐車場にあまりす。
沖縄県にある山之口貘の詩碑は那覇市の与儀公園内とここ大
宜味村にしかないと思います。
詩碑にはさびの部分しかありません。全文を入れたか
ったのですが石の目というものがあって全文は入らない。それでど
の部分を入れるかと相談に乗ってくれた人がそれが澤地久枝とのこ
とでした。
芭蕉布/山之口貘
上京してからかれこれ
十年ばかり経っての夏のことだ
とおい母から芭蕉布を送ってきた
芭蕉布は母の手織りで
いざりばたの母の姿をおもい出したり
暑いときには芭蕉布に限ると云う
母の言葉をおもい出したりして
沖縄のにおいをなつかしんだものだ
芭蕉布はすぐに仕立てられて
ぼくの着物になったのだが
ただの一度もそれを着ないうちに
二十年も過ぎて今日になったのだ
もちろん失くしたのでもなければ
着惜しみをしているのでもないのだ
出して来たかとおもうと
すぐにまた入れるという風に
質屋さんのおつき合いで
着ている暇がないのだ
が全文です。横書きだと雰囲気がでないですね。
そこで気になるのは詩の中に出てくる芭蕉布は
いったいどんなものかですけど理事長に聞いてみたら無地の
芭蕉布だそうです。詩では二十年の間着てないとのことでし
たが今手元に残っていることを思えば一度くらいは着たのか
なと想像してしまいます。
詩碑の最後にある名前山口泉さんは山之口貘の娘さん
の名前です。山之口貘の本名は山口重三郎といいます。
Posted by 喜如嘉芭蕉布事業協同組合 at 10:00│Comments(0)
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